このキーボード画像の拡大と使い方はこちら。補助記号も手書きと同じように簡単に入力できます。前回の記事を準備していて見つけたページですが、自分で使ってみてびっくり。keyman.com というサイトからダウンロードできる。画像をクリックしてサイトが開いたらGreek Classical というキーボードを選択します。フォントもパッケージでダウンロードされるので、事前の準備はPCのコントロール・パネルの地域と言語にギリシア語を追加しておくだけ。
ダウンロード、セットアップ、スクリーン・キーボードを表示させればそれで完了。驚くほど簡単です。ただしWindowsのみでMacでは若干の不具合があり、ipadには未対応とのこと。
古典ギリシア語の入力
古典ギリシア語を入力するのにかつては写真のような古典ギリシア語タイプライターがあった。5年ぐらい前にこれと同じようなwirelessキーボードがあっても不思議はないと思ってネットで探したが見つからない。
そこでいろいろ探してたどり着いたのがphonetikosさんのページ。そこでの指示どおりにやっておいてから、入力時は言語を切り替えてスクリーン・キーボードで入力している。アクセント・気息記号・下書きのイオタなどは残念ながらキーボード上に表示されないのでphonetikosさんのキーボード・レイアウトをプリントアウトし、それをKInko’sでパウチ(ビニールによる両面圧着)してもらって下敷きのようなものを作り、それを見ながら入力するのが私のやり方。私の工夫はパウチだけだが、これで結構いける。もっと簡便な方法をご存じの方はご教示を。画像クリックで拡大します。また下線部もクリックしてみてください。
この記事には続編があります。
ラテン語クロスワード
これもサイトの紹介。ラテン語学習者が集まったときなどに、余興につかえるかも。最後に解答もついている。画像クリックでサイトへ。
Ephemeris
ワルシャワ発のオンライン・ラテン語ニュースサイト。見ていると2日か3日ごとにニュースが更新されている。画像クリックでサイトへ。
続ラテン語の地名辞典
ラテン語の地名辞典についてアメリカ図書館協会のRBMS/BSC Latin Place Names Fileというページをご教示くださった方がいる。これはラテン語書籍に表記されたラテン語の出版地名から現在の地名を知るために使うようだ。Deschampsのものも古今地理学辞典と称しながら、タイトルページをよく見ると、やはり同じ用途が想定されているのが分かる。しかしじっさいに使ってみるとDeschampsのほうがはるかに詳しい。
Daniel PetterssonのLatinitiumというサイトのことは以前に書いたが実はそこにも地名辞典のことは載っていて、いくつかの地名辞典について記述があるが、結局のところアメリカ図書館協会のページに統合集約されているらしい。
ラテン語の地名辞典
ラテン語の地名辞典を探していた。研究社の羅和辞典で足りているうちはそれでよいが、本格的なラテン語の地名辞典は見たことも聞いたこともないと思っていた。そのうちに昔買った本のなかにそれらしきものがあったような気がして探すと本棚からこれが。1,500ページを超える堂々たるものである。著者はPierre Deschamps. Paris, 1870. ISBN 2-05-101111-7.
私用にはこれで十分だが、このほかにスタンダードなものがあればぜひご教示ください。
続ラテン語の古辞書
ラテン語の古辞書についての続編として、雪嶋宏一さんという方の西洋書物文化の道標というページをご紹介しておく。これらのいくつかが実物として、京都外国語大学図書館に所蔵されているのだろう。機会あれば見てみたい。
Latinitium
サイトの紹介です。このサイトはとても良心的で行き届いている。How to read and study classical Latin textsのページには勉強の仕方が書いてありおおいに参考にしたいところ。とりわけ仲間をつくって一緒に読む、コメンタリーを使う、翻訳を数種併用する、抜き書きのノートをつくる、テキストに直接書き込みをする、同義語辞典をつかうなど、具体的なアドバイスが10ほど挙げてある。画像をクリックしてご覧ください。
Facetiae
笑い話のことだが、最近いろいろ見つけたのでごく一部を紹介させていただく。LatinitiumというサイトにDry jokes in Latin from the 16th centuryというページがあって、そこに短いLatin Jokesが3つ出ているので読んでみると面白い。ただし辞書をひきひき首を傾げていると笑えない話になってしまうのでご注意。
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