続 Ephemeris

Ephemerisの画面

以前紹介したEphemerisのサイトが引っ越して最新のラテン語記事が読めなくなっているのに気づいたので、新たなサイトへのリンクを画像に貼っておきます。隅々まで見てはいないがSherlock Holmesの羅訳なども読める楽しいページになっている。画像をクリックしてください。

古典古代事典

古典古代事典扉の図

仏語の古典古代事典で1877~1919にかけて編纂されたもの。全10巻という大部な事典で全貌はこちら。昔神田の書店で見たことがあるが当然高かった。これのPDFが online で使えることを知ったのでご紹介。必要に応じて挿絵があり便利。画像はもう少し鮮明だと申し分ないが許容範囲だろう。iPad だと指で拡大できるのでiPad での利用がお勧め。左の画像をクリックするとトゥルーズ大学のサイトに飛ぶが 、上部中央のEFFECTUER UNE RECHERCHE をクリックして使う。

中世ラテン語辞典

Logeionのアイコン

Dictionary of Medieval Latin from British sourcesのことである。onlineでこれが使えるのは知っていたが、iPad(iPhone)でならofflineでも使えるとは知らなかった。
iPadのApp StoreでLogeionと入れて検索すれば左のアイコンが見つかるので、それを無料で入手する。
使い始めているが使い勝手は良好である。

古典を読むための地図帳

public schools atlas of ancient geography

キケロの書簡集とカエサルの内乱記を読みながら地名の位置確認をしなければと思いつつときに手を抜いてしまう。これはいけない。画像は私が昔買ったのと同じもので、これが画像をクリックするとネットで見られる。しかし動作が重くて不便。それよりもテキサス大学のサイトでもう少し便利なものをみつけたのでリンクしてみた。使い慣れれば便利かもしれない。私のは背中の糊がとれてバラバラなので製本し直すことにしよう。1889年刊。

Gaffiotを使う

ガフィオ旧版の写真

Gaffiotの旧版をipadで使う話。オンラインでならgaffiot.frが圧倒的に使いやすい。下線部をクリックしてamoと入れてみてほしい。
そしてオフラインならKomarovさんのページからPDFをダウンロードしておいてipadの標準viewerである「ブック」(オレンジのアイコン)で読めるようにしておく。このPDFは細部まで鮮明ですばらしく、一見の価値がある。
Gaffiotはいろいろ試してみたが、この二つの方法が圧倒的によいと思う。viewerもSideBooksよりブックの方が使い勝手がよい。

Ephemeris

エフェーメリスの画面

ワルシャワ発のオンライン・ラテン語ニュースサイト。見ていると2日か3日ごとにニュースが更新されている。画像クリックでサイトへ。

続ラテン語の地名辞典

ラテン語の地名辞典についてアメリカ図書館協会のRBMS/BSC Latin Place Names Fileというページをご教示くださった方がいる。これはラテン語書籍に表記されたラテン語の出版地名から現在の地名を知るために使うようだ。Deschampsのものも古今地理学辞典と称しながら、タイトルページをよく見ると、やはり同じ用途が想定されているのが分かる。しかしじっさいに使ってみるとDeschampsのほうがはるかに詳しい。
Daniel PetterssonのLatinitiumというサイトのことは以前に書いたが実はそこにも地名辞典のことは載っていて、いくつかの地名辞典について記述があるが、結局のところアメリカ図書館協会のページに統合集約されているらしい。

ラテン語の地名辞典

デシャンの地名辞典の画像

ラテン語の地名辞典を探していた。研究社の羅和辞典で足りているうちはそれでよいが、本格的なラテン語の地名辞典は見たことも聞いたこともないと思っていた。そのうちに昔買った本のなかにそれらしきものがあったような気がして探すと本棚からこれが。1,500ページを超える堂々たるものである。著者はPierre Deschamps. Paris, 1870. ISBN 2-05-101111-7.
私用にはこれで十分だが、このほかにスタンダードなものがあればぜひご教示ください。